カウンセリングの種類(3/6)
みなさま、いつもありがとうございます。
カウンセリングを身近なものに。
カウンセリングにてクライエントさんのお話に耳を傾け、見立てを行うとともに
クライエントさんにとって最もよい答えを導かせるためのベースとなる『6つのカウンセリング(※)』
本日はその3つ目です。
(参考文献:『新しいカウンセリングの技法』 諸富祥彦著 誠信書房)
③ あきらめるカウンセリング
あきらめるカウンセリングとは
現実を受け入れ、執着を手放していくカウンセリングのことです。
最初は【② つらさをしのぐカウンセリング】のように
(小さな波のように)感情のジグザグを繰り返し、途中
ふとしたきっかけで面接がぐんと深まった後
【① 自分を見つめるカウンセリング】のように
深い内省・自己探索にはいっていくようなカウンセリングです。
人間、あまりにもつらい現実に直面したとき
最初はそれを自分ひとりではとても受け入れることができません。
よって、最初はその現実そのものや、現実によって引き起こされるつらい気持ちを見ないように
“切り離す” “目をそらす” 方法を援助していきます。
そして時間の経過とともに、少しこころに余裕ができてきたときに
(こころのダメージを最小限に食い止めたまま)少しずつ受け入れることを
重ねていく作業を援助していきます。
大切なのは、あきらめ方。
こころに回復不可能な大きな傷を残すことなく、安心したやり方で
現実を受け入れ、あきらめていく。
そんなじょうずな ”あきらめ方” ができるかどうかがカギとなります。
(※:『6つのカウンセリング』過去掲載分)
http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1013
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