“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅰ〕:『リレーション』とは?(2/4)
みなさま、いつもありがとうございます。
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私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』のみならず
親子関係、夫婦関係、上司と部下との関わり、教師と生徒や保護者等の関わり等
“カウンセリング的関わり” において重要となる『リレーション』
(リレーション:心と心のふれあい、気持ちと気持ちのつながりをつくっていくこと)
『リレーション』をつくる3つの要素のうち、きょうは1つめを紹介します。
(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)
① うなずき・あいづち
このうなずき・あいづちこそ
「私はあなたの話をちゃんと聴いてますよ」
「聴き流しているのではなく、関心を持って耳を傾けていますよ」
という姿勢を伝えることができる最も基礎的な技法といえます。
他の人から人生のつらい出来事や、苦しかった思いを打ち明けられたときには
あまり『自然体』にこだわらず、少しオーバーなくらいにゆっくり、大きくうなずきましょう。
相手のペースに合わせながら、少しゆっくりなスピードがちょうどよいでしょう。
『自然体』にこだわりすぎると、話を聴いてもらったほうは
「あまりしっかりと受け止めてもらえなかった」という感じを持つことが多いものです。
少し大きめに、ゆっくりとうなずきましょう。
あいづちも重要です。
しっかりと声に出して、相手の方よりも少し低めの声、少しゆっくりめのスピードであいづちを打ちましょう。
「ええ、ええ……なるほど。……そうですか……はい…はい……あぁ……えぇ」
こんなふうに、行間を響かせるような仕方で、あいづちを打っていくのです。
うなずき、あいづちの基本は
相手の方よりも少し「大きめ、低め、ゆっくりめ」です。
(『リレーション』とは? :過去掲載分)
http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1291