ハートオフィス・あおい

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眠れぬ夜に〔♯21〕『ペットを飼う』とは?

みなさま、いつもありがとうございます。

眠れぬ夜に・・・
明日につながる希望の哲学シリーズ〔♯21〕

『ペットを飼う(ぺっとをかう)』とは・・・
『自分をかわいがること』である。



〔解釈とヒント〕

ペットは人を癒してくれます。

ペットに話しかけたり、つい、愚痴をこぼしてしまうことも
よくあることかもしれません。

カメに向かって
「おまえはのんきでいいよな~」
と話しかけてみたり・・・

でもこれは、カメにとってみれば失礼な話。

カメは別にのんきなわけではないのです。

カメにはカメの生活のペースがあって
ひょっとしたら、毎日必死に生きているのかもしれません。


多くの人たちは、動物と人間が
本質的に異なる生き物であると考えがちです。

というのは、動物は話すこともできませんし
物事を論理的に考えるための理性も持っていないと考えるからです。

しかし、実はそういう『人間中心主義』の発想こそが
動物虐待、ひいては、生態系の破壊をもたらしているといっても過言ではありません。


動物倫理の権威であるオーストラリア出身の
ピーター・シンガー(1946- )は、『動物解放論』の中で

「動物の命をむやみに奪ったり、動物を苦しめることは
 世界全体の幸福にとってプラスにならないのでやめるべきだ」


と唱えています。

虐待されたり、殺されたりする動物が “痛がっている” のは、間違いありません。

「その苦痛を世の中の幸せを計算する際に考慮せよ」

と言っています。


さて、話はペットに戻り・・・

さきほどの話にもあったように、私たちは知らず知らずのうちに
ペット(動物)に対し、人間中心主義的なふるまいをしてしまいます。

ペットをかわいがるといいながら、実際には自分自身をかわいがっているのです。

そのためにペットを利用しているだけということになります。

ペットがかわいいなら、犬を鎖で縛りつけておく必要はないでしょう。

犬に鎖をつけるのは
「逃げられたくない」という人間都合主義の考え方にすぎません。
(犬は自由に走り回りたいのです)

 「コホンッ」(←咳払い)

何もそこまで極端でなくてもいいかもしれませんが
もう少しペットの気持ちになってもいいんじゃないかな。と思います。


(引用:『眠れぬ夜の哲学』小川仁志著 PHP研究所)