引き返す勇気(その1)〔コラム〕
みなさま、いつもありがとうございます。
生きている限り、誰もがみな悩む『人間関係』をテーマに。
誰かと関わりを持とうと思ったら
その距離が縮まるよう、何かしらの行動や努力をすると思います。
(恋人や友人といった間柄は特に)
逆に「距離をおこう」と思ったら
『縁を切る』ようなところもあったりします。
お互いに向かって『前進する』か、すっぱり『縁を切る』か・・・
特にビジネスの世界において、そんな風潮がやや強いような気がします。
しかし、人との距離って
本来は(ゴムのように)伸び縮みするようなものだと思います。
あるときは近づき
またあるときは遠のき
そしてまた近づく・・・
親しくなる過程において相手との距離は縮んでいきますが
どんな人てあっても、ある程度の『距離感』は保つ必要がありますし
(相手に依存し過ぎることなく)いつでも『個』である必要があると思います。
また、生きていく過程において
だんだん価値観にズレが生じてきたり、違うステージに行ったとしても
はっきり白黒つけてしまうよりは、『グレーの関係』でいたいもの。
そう。グレーゾーンに引き返すならば
もしかしたら、またあのころの友達に戻れるかもしれない。
少なくても
お互いがお互いの人生なら
『いなかったこと』にしなくてもすむはず。
『引き返す』
ものすごく勇気がいることですけどね。
完全に元に戻ることはできないけれど(また、戻る必要はないけれど)
1周まわるというか。原点に立ち返るというか。
街でバッタリ会ったとき、少なくても自分は
「おっ、元気そうだね」と
あいさつくらいはしたいものです。