ハートオフィス・あおい

NEWS RELEASE 新着情報

2022年04月

『心に関するお話し会』のご案内(5/22 @豊橋)

この度は弊社のホームページにお越しくださり、誠にありがとうございます。

充電期間を経て(?)豊橋で約4年ぶりに
『心』に関するお話し会を開くことになりました。

以前のように、こちらが一方的に話をするのではなく
こちらがいくつかテーマを用意し
(ストレスを味方につけるものの考え方/一生使えるメンタルケア etc… )
参加者の皆さんが興味を持ったものについて
説明・見解等述べていくというスタイルで行おうと思います。

約4年たっているので
その分、“熟成されている” というか、深みも増しているような気がします。
(たぶん・・・ですが)

興味のある方、なんとなく気になる方
ぜひ、参加してみてくださいね。

お申し込みはこちらへ。
http://heartoffice-aoi.com/index.php/contact/

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

タイトル『メンタル・ストレッチ ~しなやかな心の作り方~ 』

〔日時〕
2022年5月22日(日) 
13:00~14:30

〔場所〕
ローカーボカフェ向日葵
(豊橋市西幸町幸38番地)
https://locabocafehimawari.com/

〔料金〕
2000円(ワンドリンク付き)

あの小さかったころの “絶体絶命” に比べれば・・・〔コラム〕

みなさま、いつもありがとうございます。

私の家のすぐ近くの道路が小学校の通学路になっていることもあって
毎日、子どもたちの元気な声が聞こえてきます。

特に、ランドセルに黄色い安全カバーをつけた1年生たちが
かわいいやら初々しいやらで、思わず、顔がほころんでしまいます。


さて、大人になった今でも
彼らのような小学生のとき(さらには、もっと小さかったとき)でも
何かしら『問題ごと』は存在するわけですが
スケールもレベルも ”桁違い” であるにも関わらず
小さかったころの方が、相対的にピンチのダメージが大きかったのではないでしょうか。

まさに ”絶体絶命” というか。


先生に、みんなの前で怒鳴られただけで
その日1日、ブルーな気持ちで過ごしていたり・・・

ちょっと友達とケンカをしただけで
もう二度と遊ぶことができないんじゃないかと思ってみたり・・・

計算や運動ができないだけで
これから先は生きていけないんじゃないかと思ってみたり・・・

(『はじめてのおつかい』のピンチなんて、まさに ”絶体絶命” ですよね)


人生経験が少ないといってしまえばそれまでですが
いま、受けるピンチがそれほど絶体絶命だと感じないのは
今まで、数多くのピンチを乗り越えてきたからこそ。

そう。

大人になると、みんな図太くなっている。


もし、みなさんが、いま何らかの問題を抱えていたとしても
もう一度、小学校のころの “絶体絶命” を思い出してみて
「あのときに比べれば、どうってことないな」と
ちょっとつぶやいてみるのもいいかもしれませんね。

没後30年のカリスマを想う

みなさま、いつもありがとうございます。

きのう、とある “カリスマ” の没後30年。

40代後半となったいまでも
ふと、彼の歌が聴きたくなり
そして、あの頃と同じように
口ずさみ、癒され、愛を受け取っている。

彼を語る際、『社会の反逆児』というような表現がつきまとうので
どうしても非行や麻薬といったものも頭にかすめるわけですが
ただの『社会の反逆児』ではない
社会に「愛がない」からこその反逆であったことを
彼のファンなら知っているはず。

ちなみに、私のベスト3は

・群衆の中の猫
・ダンスホール
・優しい陽射し

です。 共感する人いるといいな。。

尾崎豊 - 群衆の中の猫 ('88東京ドーム) - YouTube

何もしていないのに・・・

みなさま、いつもありがとうございます。

家から車で10分弱のところにある
愛知池の一周7.4kmの周回コースを歩き終えた後
“マインドフルネス” をしてふと気づく・・・


ほんとうに

何もしていないのに

ただ歩いているだけなのに
一斉に芽吹き始めた木々の若葉や芝からは
生命の息吹みたいなものを感じるし

ただすこし疲れて横になっているだけなのに
水面から伝わってくる心地よい風が
やさしく身体を包んでくれるし

ただひなたぼっこしているだけなのに
「何か光合成ができるんじゃないか」と思うくらい
自分の中の “パワー” を思い起こさせてくれるし

そして

ただちょっと物思いにふけっているだけなのに
パパやママより先にニコニコと
一目散に走る3歳くらいの小さな子を見て
何とも言えないしあわせな気分になるし

何もしていないのに
ただただ、ありがたい。

なんか

ただでさえやさしい人間なのに
さらにやさしくなってしまうのではないだろうか・・・と。

(最後笑うところです)

カウンセリングの種類(6/6)

みなさま、いつもありがとうございます。

カウンセリングを身近なものに。

カウンセリングにてクライエントさんのお話に耳を傾け、見立てを行うとともに
クライエントさんにとって最もよい答えを導かせるためのベースとなる『6つのカウンセリング(※)』

本日はテーマの最後となる6つ目です。
(参考文献:『新しいカウンセリングの技法』 諸富祥彦著 誠信書房)

 
⑥ コンサルテーション(作戦会議)

これまで紹介してきた5つのカウンセリングは
「相談に来られている人自身の変化」を援助するものでしたが
それとは異なるニーズを抱えた相談も寄せられることがたまにあります。
(ex 中学校の教師が、受け持つ生徒のことで相談に来られた場合)

この場合のクライエントさんのニーズは、具体的な助言が欲しいことの方が多く、これを
カウンセリングと区別して『コンサルテーション』といいます。

カウンセリングとコンサルテーションの一番の違いは
「変化するのは誰か」ということになります。

上の例でいくと
生徒の問題を通じ、教師であるその人自身のあり方や理想とする教師像などを内省・探索していく場合は
『カウンセリング』になりますし

カウンセラーと教師が “チーム” を組んで、どうやって生徒が変わるか “作戦会議” を行う場合は
『コンサルテーション』になります。

ここでカウンセラーが注意しないといけないのは
いま行っていることがカウンセリングなのか、コンサルテーションなのか
カウンセラー自身がちゃんと自覚して支援できているかというところになります。

自覚して支援できているかいないかで、その結果も大きく変わってしまいます。


 (※)『6つのカウンセリング』過去掲載分
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1246
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1247
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1248
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1250
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1251

カウンセリングの種類(5/6)

みなさま、いつもありがとうございます。

カウンセリングを身近なものに。

カウンセリングにてクライエントさんのお話に耳を傾け、見立てを行うとともに
クライエントさんにとって最もよい答えを導かせるためのベースとなる『6つのカウンセリング(※)』

本日はその5つ目です。
(参考文献:『新しいカウンセリングの技法』 諸富祥彦著 誠信書房)

 
⑤ “つなぐ” カウンセリング

つなぐカウンセリングとは
ほかの専門機関などを紹介することによって、文字通り、次の専門機関でのカウンセリングが始まるまで
クライエントさんを ”つないでいく” ことを意味します。
(ほかの専門機関や専門家を紹介することを「リファー」という)

つなぐ必要のあるケースは、実は結構多いのですが(下記参照)
私たちカウンセラーは、複数の専門機関を紹介したり十分な説明をすることで
クライエントさんが自分自身で選ぶことができるように努めます。

また、一方的に紹介しっぱなしでは
クライエントさんの中には「見捨てられた」と思う方もいらっしゃるかもしれないので
紹介先などでうまくいかないときなどに「またいらしてください」と声をかけるといった
配慮もできるよう心がけています。

また、クライエントさんにぴったりな専門機関や専門家(医師など)を紹介する上でも
クライエントさんの抱えている問題の質や大きさ、人間性、病態水準など
的確な見立てを行うことも重要となってきます。

   〔専門機関などに紹介するケース〕
 ・自分の不得意な(あるいは経験の乏しい)事例の場合
 ・クライエントの経済状況から、カウンセリング継続困難と思われる場合
 ・クライエントさんの限定的・具体的ニーズに応えるための専門的知識がない場合
  (「箱庭療法をしたい」など(当方は取り扱っていません))
 ・クライエントさんの環境変化により、継続が困難になった場合
  (引っ越し…その地域のカウンセラーさんで信頼できる人など)
 ・クライエントさんの環境変化により、引き継いでもらった方がスムーズにいくと判断できる場合
  (進学…スクールカウンセラー、学生相談室のカウンセラーなど)
  (就職…企業内のカウンセラーなど)
 ・クライエントさん自身が、ほかの専門機関への紹介をもとめてきた場合
 ・明らかに手に負えない病的水準・症状の場合


 (※)『6つのカウンセリング』過去掲載分
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1246
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1247
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1248
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1250

カウンセリングの種類(4/6)

みなさま、いつもありがとうございます。

カウンセリングを身近なものに。

カウンセリングにてクライエントさんのお話に耳を傾け、見立てを行うとともに
クライエントさんにとって最もよい答えを導かせるためのベースとなる『6つのカウンセリング(※)』

本日はその4つ目です。
(参考文献:『新しいカウンセリングの技法』 諸富祥彦著 誠信書房)

 
④ 目標達成志向のカウンセリング(「コーチング」に類似)

目標達成志向のカウンセリングとは
クライエントさんの語る人生の目標や願望の実現、問題の解決や症状の痛み・緩和など
クライエントが自分で掲げた目標の達成を直接目指す カウンセリングのことです。

もっともスタンダードなカウンセリングに
【① 自分を見つめるカウンセリング】を挙げましたが
(「自分がどうなりたいのか(what)」を検索していく)
なかには「自分がどうなりたいのか」すでに分かっている方もいらっしゃいます。

ただ

「どうなりたいのか(what)」が明確に分かっていても
「どのように(how)」実現・達成させたらいいかが分からない――


この場合、その人にとってどんな目標像がしっくりくるのか伺い
(目標とする人、場面、イメージ etc… )
『自己探索』できるよう援助していくことが多いです。

その他、一般的によく知られている認知行動療法やフォーカシング、NLPといった手法も
クライエントさんの “大目標” を達成させる上で、大変有効な手段だったりします。


 (※)『6つのカウンセリング』過去掲載分
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1246
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1247
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1248

カウンセリングの種類(3/6)

みなさま、いつもありがとうございます。

カウンセリングを身近なものに。

カウンセリングにてクライエントさんのお話に耳を傾け、見立てを行うとともに
クライエントさんにとって最もよい答えを導かせるためのベースとなる『6つのカウンセリング(※)』

本日はその3つ目です。
(参考文献:『新しいカウンセリングの技法』 諸富祥彦著 誠信書房)

 
③ あきらめるカウンセリング

あきらめるカウンセリングとは
現実を受け入れ、執着を手放していくカウンセリングのことです。

最初は【② つらさをしのぐカウンセリング】のように
(小さな波のように)感情のジグザグを繰り返し、途中
ふとしたきっかけで面接がぐんと深まった後
【① 自分を見つめるカウンセリング】のように
深い内省・自己探索にはいっていくようなカウンセリングです。

人間、あまりにもつらい現実に直面したとき
最初はそれを自分ひとりではとても受け入れることができません。

よって、最初はその現実そのものや、現実によって引き起こされるつらい気持ちを見ないように
“切り離す” “目をそらす” 方法を援助していきます。

そして時間の経過とともに、少しこころに余裕ができてきたときに
(こころのダメージを最小限に食い止めたまま)少しずつ受け入れることを
重ねていく作業を援助していきます。

大切なのは、あきらめ方。

こころに回復不可能な大きな傷を残すことなく、安心したやり方で
現実を受け入れ、あきらめていく。

そんなじょうずな ”あきらめ方” ができるかどうかがカギとなります。


 (※)『6つのカウンセリング』過去掲載分
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1246
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1247

カウンセリングの種類(2/6)

みなさま、いつもありがとうございます。

カウンセリングを身近なものに。

カウンセリングにてクライエントさんのお話に耳を傾け、見立てを行うとともに
クライエントさんにとって最もよい答えを導かせるためのベースとなる『6つのカウンセリング(※)』

本日はその2つ目です。
(参考文献:『新しいカウンセリングの技法』 諸富祥彦著 誠信書房)

 
② つらさをしのぐカウンセリング

つらさをしのぐカウンセリングとは
多くの問題や生きづらさを感じているクライエントさんが、毎日をなんとか ”しのいで” いくための
具体的な工夫や対処法などを一緒に考えていくカウンセリングです。

その問題や生きづらさとは
過去の、そして現在のあまりにもつらい出来事だったり
体の重い症状や痛み、はたまた、訳も分からず
突然つらい気持ちに襲われることだったり・・・

こういった方々は、前回紹介したカウンセリング自分を見つめるカウンセリング】とは異なり
自分の気持ちを見つめてしまうことでかえって混乱を招いてしまう場合があったりします。
(大きな感情の波に襲われ、かえって苦しみの中から逃げ出せなくなる)

よって、私たちカウンセラーは
そのような方々に対し、『深い内省』や『自己探索』させるための誘導はせず
『自分の気持ちとの距離』を(クライエントさんが)自由にとることができるよう
質問・応答などが ”重たいもの” にならないよう心がけています。

また、こうして毎日をなんとかしのいでいるうち、ある日突然
思いもかけない解決(引っ越し、結婚、離婚、転職といった環境変化など)がやってくることも
この『つらさをしのぐカウンセリング』の特徴だったりします。


 (※)『6つのカウンセリング』過去掲載分
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1246

カウンセリングの種類(1/6)

みなさま、いつもありがとうございます。

カウンセリングを身近なものに。

カウンセリングを行う際、クライエントさんのお話に耳を傾けるとともに
私たちカウンセラーが真っ先に行っていることは

「このクライエントの抱えている問題の質はどういったものか」
「このクライエントはどのように問題と向き合っている(向き合ってきた)のか」
「このクライエントの人間性はどのようなものか、一番のボトルネックになっているものは何か」
「このクライエントにこれから ”襲ってくる” 様々な気持ちを抱えるだけの主体性は育っているか」
「このクライエントに一番相応しいカウンセリングはどのカウンセリングで、どう誘導させていくか」


といった『見立て』の作業 です。

そして、その見立てに対し、どのようなカウンセリングが必要なのかを
ある程度見極めることによって、カウンセリングを進めていくわけですが
おおよそ6種類のカウンセリングに分けることができます。

では、その6種類のカウンセリングとは一体どういったものなのか・・・

本日はその中から1つを紹介します。
(以降、5回にわたって紹介してきます)

(参考文献:『新しいカウンセリングの技法』 諸富祥彦著 誠信書房)

 
① 自分を見つめるカウンセリング(自己検索的/内省的カウンセリング)

カウンセリングの最もスタンダードといえるケースです。

「自分でもどうしたらいいのか、分からない」
「自分がどんな気持ちでいるのか、自分自身でも自分のことがよく見えなくなっている」
「○○のことで悩んではいるんだけど、実はそれよりもっと大切なことがあるような気がする」


そんな思いを抱えたクライエントさんが
『自分自身の内側』を見つめ、自分の気持ちをまさぐり
「自分の “ほんとうに” 望んでいる姿はどういったものか」
自分の内面を探索していく――

クライエントさんが『深い内省』『自己探索』をおこなうことがカウンセリングの中心となるため
私たちカウンセラーは、より深い傾聴の姿勢が求められています。

また、カウンセリングの進め方においても
『援助的人間関係の確立』を第一優先に3つの段階を経て行うという
最もオーソドックスなルートをたどります。

詳しくは下記URLをご参照ください。
http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/132