心を取り扱う者として、普段の生活でこころがけていること(1/3)
みなさま、いつもありがとうございます。
カウンセリングを身近なものに。
きょうは少し趣向を変えて・・・
心を取り扱う者として、また、ひとりの成人として
普段の生活で心がけていることをきょうから3回にわたって書こうと思います。
とはいえ、何か特別なことをしているわけではないですけどね。
あくまで “心がけている” こととして。。
みなさまも日々生活していくうえで、何かしら参考になる部分があったとしたらうれしいです。
① いま行っている一つひとつの動作を丁寧にする
食事をする、身支度をする、運転をする、買い物をする・・・
日々過ごしていく中で、毎日必ずとる行動があるわけですが
それらの動作・一連の流れを一つひとつ丁寧に意識して行うようにしています。
というのは、それら日常にとる行動の多くのものは
すでに意識しなくてもできる(身体が覚えている)動作のため
身体はその作業をしていても、思考は全く別のことを考えている・・・
つまり「心ここにあらず」という状態になりがちです。
(朝、身支度しているとき、今日こなさなければならない仕事のことで頭がいっぱいになっている など)
(慣れた道を運転する際、(よそ事を考え)知らぬ間に目的地に着いた…なんてこと、ありますよね)
(「心ここにあらず」というのは、ある意味「我を忘れている」「自分を見失っている状態」でもあるとも言えます)
自分にとって何か想定外の出来事が起きてしまったとき
我を忘れていて、はたまた、自分を見失い必要以上に感情的になってしまったのなら
(『こころ』と『からだ』がバラバラな状態になってしまったのなら)
セラピストとしては本末転倒なので、常日頃から日常の動作を丁寧に意識して行うことで
自分を客観的にみるクセ、一時の感情に流されないクセ、“ニュートラルな自分” でいられるクセをつけるようにしています。
端的に言うと、目の前にある『いま、ここ』に意識を向ける。
『マインドフルネス』の基本でもありますよね。
② 自分がどんな感情でいたのか、客観的に振り返る
日常のできごとの中で、人との触れ合いの中で
自分がどのような感情でいたのか、客観的に振り返ることを日課としています。
例えば、その日起こった出来事のなかで
「○○をしていたとき(△△に××と言われたとき)、ちょっとイライラしたな」 とか
「ところで、なぜあんなにイライラしてしてしまったのだろう」 など
そこで1つポイントがあるのですが、そういった振り返りを行う際に
・無理に原因追及しないこと
(特に(人のせいにするなど)自分の外に原因を求めるのではなく、自分の内側にその原因を求める)
(『原因』というよりは『要因』という表現の方が正しいかも)
・軽く反省することはあっても、後悔はしない
ことです。
(そう、大事なのは『客観的』であること)
感情は湧き上がってくるものなので、むやみに否定しないでそのまま受け入れるのがいいです。
また、客観的に振り返ったことによる感情の気づきは、自分の性格傾向(クセ)を自覚したり
次に同じような感情を持った時、一種の免疫となってコントロールできるため
普段の生活だけでなく、のちに自分が提供するカウンセリング・コーチングに役立つことも多いです。
続きはまたあした、あさってと書いていこうと思います。