『事実』を把握する力を身につける〔コラム〕
みなさま、いつもありがとうございます。
よく「人生は捉え方次第」と言われることがあります。
この言葉は、どちらかというと
前向きに・ポジティブに捉えることを推奨する意味合いで使われることが多いですが
個人的には、前向き・ポジティブに捉えることが
必ずしもいいとは思っていません。
(理由は書くと長くなりそうなので略)
(ただ、「捉え方次第」という考え方にはおおむね合意)
個人的に大切だと感じるのは
「どう捉えるか(どう感じるか)」の前に
「事実が何であるか」をしっかり把握する力 だと思います。
例えば、いまの気温が20℃
春から夏にかけての20℃は暖かく感じるし
夏から秋にかけての20℃は涼しく感じる。
季節によって真逆に感じるにも関わらず
事実は『気温が20℃』ということ。
同じように、40km/hで車を運転している。
大事な商談。普段の道が事故で使えず、迂回して時間大幅ロス・・・
家族が病気やケガをした。一刻も早く病院に行きたい・・・
急にお腹が痛くなり、コンビニ行ってトイレに駆け込みたい・・・
そんなとき、前の車が40km/hで走っていると
ものすごく遅く感じるし
初めて通る道、しかも夕方薄暗い・・・
道もよく分からず、信号のない交差点を右折して
細い路地に入らないといけない・・・
そんなとき、後ろの車が40km/hで走ってくると
ものすごく速く感じる。
状況によって真逆に感じるにも関わらず
事実は『時速40km/hで走っている』ということ。
事実をしっかり把握する力が身につけば
自分を客観視する(もしくは俯瞰する)力が自然と身に付き
目の前にいる人や出来事にイライラしたり
感情に振り回されることも少なくなるとのではないかと思います。
(そういう私も、常にそう言い聞かせています)