ハートオフィス・あおい

NEWS RELEASE 新着情報

『ながら○○』をしない〔コラム〕

みなさま、いつもありがとうございます。

忙しい毎日・・・
日常生活の中で、2つのことを同時に並行して行うということもあると思います。

また、並行して行わないにしても
やっていることと頭で考えていることがバラバラということは
実によくあるような気がします。


例えば、お昼休みに食事をしているとき

「午後から○○をしなければいけないなぁ。
 あ、△△も今日中に片づけないといけないんだった」

など、仕事や家事のことに意識がとらわれているように。

空腹感を満たして自分を満足させるだけでなく、明日への健全な身体をつくるために
食事をするという『行動』をとっているにもかかわらず
頭の中であれやこれやと否定的な思考をしていれば
(『行動』と『意識』の不一致による)情報の混乱が生じ、心と体に不調和が生じます。

こんなときは、やはり、「心地いい」とは程遠い状態にあります。


そして、もうひとつ問題なのは
上記のような “ながら状態” を続けていくと
(『行動』と『意識』が一致していない状態)
自分の中に不調和がどんどん蓄積されてしまうので
『満足感』や『充実感』を味わう感度が失われてしまうことにあります。

(上の例でいくと、「おいしい」食事をとっているにも関わらず
 「おいしさ」の感動がほとんど味わえていないままただ食べている)


少し言い換えると “ながら状態” をしているということは
どこか心に迷いや不安を生じてしまっているということ。

できることなら、『行動』と『意識』一致させることで
『いま・ここ』に意識を向けるとともに
(ex 食事をするときは、各々の食材を『味わう』ことに没頭できるようにする)
一つひとつのことをできるだけ丁寧にこなす必要がありそうです。

童謡『ぞうさん』の歌詞に込められたエピソード〔コラム〕

みなさま、いつもありがとうございます。

きょう11月16日は
詩人 まど・みちおさんの誕生日だそうです。

まどさんには数多くの作品(詩、歌詞、絵画)があるわけですが
最も有名なもののひとつに、童謡『ぞうさん』の歌詞があります。

 ♪ぞうさん ぞうさん おはながながいのね
  そうよ かあさんも ながいのよ

  ぞうさん ぞうさん だれがすきなの
  あのね かあさんが すきなのよ

日本人なら誰もが知っているこの歌詞・・・
ちょっとしたエピソードがあるようです。


それは、この歌詞には『設定』があるようで

「子どものゾウが悪口を言われたときの歌」

なのだそうです。

他の動物から「君は鼻が長いからおかしい」と言われたことに対し
子どものゾウは、しょげたり怒り返したりすることなく、むしろ

「大好きなかあさんも長いのよ」

とほがらかに切り返し、それを誇りにしている。 という歌なのだそうです。


つまりは

「鼻が長い」と言われれば、ふつう「からかわれた」と思うけど
子どものゾウは「おかあさんだってそう」「おかあさん大好き」と言えている

とても素晴らしいことだ――

(『まど・みちお――「ぞうさん」の詩人』(河出書房新社)を引用)


このようなエピソードを聞くと
よりいっそう、じっくりと聴いてみたい感じがしますよね。

みなさんが普段何気なく聴いている音楽の歌詞やメロディーにも
実はこういった心温まるエピソードがあるのかもしれません。
 

眠れぬ夜に〔#3〕『不安』とは?

みなさま、いつもありがとうございます。

眠れぬ夜に・・・
明日につながる希望の哲学シリーズ 〔#3〕

『不安(ふあん)』とは・・・
『生きていくための力』である。



〔解釈とヒント〕

「不安で夜も眠れない」ときはありませんか?

私も以前はそういうときがありました。

現在、眠れないほどの不安に襲われることはめったにないですが

「仕事がなくなったらどうしよう」とか
「貯金がなくなったらどうしよう」とか
「近しい人を失ってしまうのではないだろうか」など

常に不安がつきまとっています。


ただ、これらは決して
私の精神状態が不安定だからというわけではないと思います。

程度の差はあれ
同じようなことを思う人が周りにたくさんいるわけですから
“特別な治療” をしなくても
自分にとって “しっくりくる” 捉え方見つかれば
ある程度の納得が可能だと思います。


では、話を元に戻して。

『不安』は、どうしてもネガティブに捉われがちですが
ドイツのマルティン・ハイデガー(1889-1976)という哲学者は

 本来、人は日常の中で
 同じ作業(仕事、家事、子育て、レジャー etc… )を繰り返し
 それが極めて当たり前のように思うわけですが
 “ある出来事” をきっかけに
 本来あるべき存在のあり方(つまり『自己』)が呼び起こされ
 自分と向き合うようになる・・・というもの。

 その “ある出来事” というのが『不安』である。


と、肯定的に捉えて発言しています。

(『不安』の最も究極なものは『死』にあたり
  『死』を意識して初めて自らの『生』に向き合うことができるといえる)


つまり

『不安』であるからこそ、『不安』を感じているからこそ
私たちは『生きていること』を実感できる


ということになります。

(そうでなかったら、ただ漠然にのらりくらりと過ごしているだけになりますよね)


生きている以上、『不安』とつきあっていかなければならないわけだから
それを力に換えてしまおうという考えは、すごく心強いと思いませんか?

『不安』をバネに・・・

眠りから覚めた後、自分なりにまた頑張ってみようと思います。


(引用:『眠れぬ夜の哲学』小川仁志著 PHP研究所)

社団法人『家族と心の研究所』講演会のご案内(11/23 @名古屋)(再送)

みなさま、いつもありがとうございます。

当方が理事をつとめております
一般社団法人『家族と心の研究所』より、講演会の案内です。


テーマ『私に起きた革命 ~家族への見方が変わるということ~

日時:2018年11月23日(金・祝)
   14:00~16:30(13:30受付開始)

場所:愛知芸術文化センター 12階 アートスペースEF室
   (名古屋地下鉄栄駅 徒歩3分(地下通路直結))

講師:柴田 智世
   (名古屋柳城短期大学 保育科 准教授)

料金:会員2000円 非会員2500円 学生500円
   (いずれも税込)

受付メールアドレス:info@kazoku-cocoro.or.jp


※『家族と心の研究所』のURLもご参照ください。
 http://www.kazoku-cocoro.or.jp/

自分の『素材』を生かす〔コラム〕

みなさま、いつもありがとうございます。

先日、今季初めてとなる鍋料理をしました。

具材を入れるだけで難しい調理をする必要はないし
しかも、素材の味そのままに、栄養もまるまる摂れることもあって
これから春にかけて、大活躍してくれるのは言うまでもなさそうです。

また、鍋料理に限らず
素材そのものを生かす料理は、栄養の面でのメリットだけでなく
余分な加工・味付けなどが省かれると同時に
捨ててしまう部分(ゴミ)も減るという
エコの部分においても効果がありそうです。


と、考えると
食材に限らず、私たち人間も同じことがいえるのかもしれません。

自分という『素材』が何であるか
(『素材』だけでなく、『素質』という部分においても)

そして、自分がどんなことをすると
自分の能力が発揮できると同時に
周りの、そして社会の役に立てるのか・・・

自分の「やりたいことをやる」だけではない
自分だからこそ「できること」や「なすべきこと」


自分という『素材』の活かし方・・・


今度、鍋料理をされるときに
一度考えてみるのもいいかもしれませんね。

(もちろん、おいしく味わってこそ・・・なのですが)

“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅰ〕:『リレーション』とは?(4/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』のみならず
親子関係、夫婦関係、上司と部下との関わり、教師と生徒や保護者等の関わり等
“カウンセリング的関わり” において重要となる『リレーション(※)

(リレーション:心と心のふれあい、気持ちと気持ちのつながりをつくっていくこと)

『リレーション』をつくる3つの要素のうち、最後の3つめを紹介します。
(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)


③ こころのつぶやき(感情の自己開示)

自己開示とは、自分を開くことです。
自己開示には『価値観の自己開示』『事実の自己開示』『感情の自己開示』の3つがありますが
ここで重要なのは、相手の方の話を聴いているときに、自分の中で「ふと浮かんできた思い」を
つぶやくように伝えていくことです。

たとえば

「そうか……それは……やるせない……やってやれない……」

といったようにです。

相手の気持ちに自分を溶かし込むような仕方で、話を聴いているときに
ふと自分の内側が浮かんできた『感じ』『気持ち』『思い』をつぶやくようにして
相手の方に伝えていくのです。

ここで重要なのは、自己開示の際、隠れた主語が「私は……」になっていることです。

隠れた主語が「あなたは……」と二人称になっていると
相手の方は責められたような気持ちになることが少なくありません。
それでは、あなたの真意が伝わりません。

そうではなくて「ほんと……○○ですね」と、隠れた主語を「私は」にして
自分自身の実感をそのまま言葉にぽつりと言葉にしていくのです。


 (※:『リレーション』過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/500
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/501
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/502

“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅰ〕:『リレーション』とは?(3/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』のみならず
親子関係、夫婦関係、上司と部下との関わり、教師と生徒や保護者等の関わり等
“カウンセリング的関わり” において重要となる『リレーション(※)

(リレーション:心と心のふれあい、気持ちと気持ちのつながりをつくっていくこと)

『リレーション』をつくる3つの要素のうち、きょうは2つめを紹介します。
(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)


② 伝え返し(リフレーション)

伝え返し(リフレーション)とは

 相手の方が言葉によって表現している気持ち、この言葉で「言わんとしていること」を
 ありありと思い浮かべながら「○○という感じでしょうか」と、
鏡のように映しだして
 それでぴったり合っているかどうか、相手の方に「確かめてもらう」


応答です。


例えば、ある女子高生がこんなふうに言ったとしましょう。

「もう、いい……。お母さんに、わかってほしかったけど……いい。もう、いい……。いい……」

このとき、この女性がこの言葉で言い表そうとしている
『気持ち』『言わんとしていること』(感じられる意味)をありありと思い浮かべながら
「こういう気持ちかな?」と確かめるような姿勢で

「そうか……。もういいか。お母さんに分かってほしくて、いろいろやってみたけど
 わかってもらえない。 もうあきらめた。 ……もう、いい……そんな感じかな?」


と応答していくのです。


つまり

 相手の「鏡」になったかのような姿勢で、いまその人が言わんとしていることの意味合いを
 ありありと思い浮かべ、「○○な感じかな?」と伝えて、確かめていく。


ことです。


このとき
「内容よりも気持ち」「事柄よりも感情」に応答することが鉄則になってきます。


 (※:『リレーション』過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/500
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/501

“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅰ〕:『リレーション』とは?(2/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』のみならず
親子関係、夫婦関係、上司と部下との関わり、教師と生徒や保護者等の関わり等
“カウンセリング的関わり” において重要となる『リレーション(※)

(リレーション:心と心のふれあい、気持ちと気持ちのつながりをつくっていくこと)

『リレーション』をつくる3つの要素のうち、きょうは1つめを紹介します。
(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)


① うなずき・あいづち

このうなずき・あいづちこそ
「私はあなたの話を聴いてますよ」「聴き流しているのではなく、関心を持って耳を傾けていますよ」
という姿勢を伝えることができる最も基礎的な技法といえます。

他の人から人生のつらい出来事や、苦しかった思いを打ち明けられたときには
あまり『自然体』にこだわらず、少しオーバーなくらいにゆっくり、大きくうなずきましょう。

相手のペースに合わせながら、少しゆっくりなスピードがちょうどよいでしょう。

『自然体』にこだわりすぎると、話を聴いてもらったほうは
「あまりしっかりと受け止めてもらえなかった」という感じを持つことが多いものです。
少し大きめに、ゆっくりとうなずきましょう。

あいづちも重要です。
しっかりと声に出して、相手の方よりも少し低めの声、少しゆっくりめのスピードであいづちを打ちましょう。

「ええ、ええ……なるほど。……そうですか……はい…はい……あぁ……えぇ」

こんなふうに、行間を響かせるような仕方で、あいづちを打っていくのです。

うなずき、あいづちの基本は
相手の方よりも少し「大きめ、低め、ゆっくりめ」です。


 (※:『リレーション』過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/500

“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅰ〕:『リレーション』とは?(1/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

職業や立場によって、また、年齢を重ねていくことによって
人から相談される機会というのが出てくると思います。
(ex 勤務先の上司、学校の先生、医者、士業、各種セラピスト etc… )

相談された側からみると、自分が「信頼されている」と思い
ついうれしくなってアドバイスしたり(ひどいと、ダメ出ししたり)
経験談など織り交ぜ自分自身の話をしてしまうこともあるかと思いますが
その場合、「やっとの思い」で相談した人が “そっちのけ” になってしまい
「相談して損した」と思われることも数多く見受けられるようです。


そうした状況にならないために、2つの重要なポイントがありますので
きょうはそれを紹介したいと思います。

ひとつは『リレーション』
そしてもうひとつは『傾聴(の仕方)』です。


きょうから3回にわたって『リレーション』を紹介していくわけですが
(『傾聴』については別の機会で取り上げます)
『リレーション』ということばを聞くのが初めてだという方がほとんどだと思います。

この『リレーション』ということば・・・ 一言で表すと

心と心のふれあい、気持ちと気持ちのつながりをつくっていく

ことです。


つまり、相談者が相談した相手に対し

「私は、この人と気持ちがつながっている」
「この人には安心して話ができる」
「この人とは、気持ちがひとつに重なって、同じこころの世界を味わえている」
「この人は、私の気持ちを、こころのひだまで丁寧に分かってくれようとしている」


と感じることができる人間関係のこと。


私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』のみならず

・思春期で多くの悩みを抱えているお子さんに対して生かす
・夫婦関係、親子関係の改善に生かす
・上司と部下との関わり、教師として子どもと保護者との関わりに生かす

といった “カウンセリング的関わり” においては、必ず『リレーション』の関係が存在し
この関係なくして『安心して話ができる場』は存在しませんし、相談者を援助することはできません。


また、そんな『リレーション』をつくるためには
3つの大事な要素がありますので
それぞれについて、今後また詳しく書いていきます。


(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)

めざせ! “うつ” 円満社会

みなさま、いつもありがとうございます。

ハロウィンや東京オリンピックの準備の様子などを
ニュースや情報番組で無理やり盛り上げようと見せているその裏には
なんとなく世の中が沈滞化してしまっているというか、閉塞感のようなものを感じます。

(もちろん、そう感じるのは私だけかもしれません)


こういった、世の中全体がどこか疲弊してしまっているような雰囲気の中で
社会問題となっている “うつ” を排除しようというのは、とてつもなく難しい・・・

では、どうすればいいのか・・・

やっかいな “うつ” ではあるけれど、それを排除しようとするのではなく
“うつ” のつらさを社会全体で受け止め、少しでもいいから理解するとともに
より家族や友人たちとの絆が深まるような社会になればいいなと思っています。

ひいて言うなら
『うつ蔓延社会』ではなく『うつ円満社会』にする感じ。

誰もが持っているであろう “うつ気分” を隠さず受け入れ
(ちょっとした体のだるさ・心配・ゆううつ・やるせなさなども含め)
上手につきあえるような世の中に。

自分はもちろんのこと、周りの人に対しても
もうすこし寛容になれるように。。。


作家の五木寛之さん、精神科医の香山リカさんの共著
『うつの力(幻冬舎新書)』の中で『うつ』を以下のように表現されています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

エネルギーと生命力がありながら
出口がふさがれていることで中で発酵しているもの

逆にいえば、発酵されたうつが出口を見つけたら
それは大きな生きるための強力なエネルギーとなって
その人の重要な栄養素となって支えていく


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以前、「なぜ、まじめな人が “うつ” になりやすいのか?」という項目で
「ありのままの自分がないから」という、少々「きつい」と感じる表現で書いたことがありますが(※)
実際に “うつ” になってしまう人は、単に “まじめ” というだけでない
繊細で感受性が強く、とてもやさしい人が多いような気がします。
(そのやさしさが自分にとってマイナスに出てしまっている)
(また、心が弱いからではなく、心が強いからこそガマンし続けてきた)

また、“うつ” から解放された人は
(以前にも増し)さらに心が強くなって温かくなる人も多いと思います。


『うつ円満社会』

私の目指しているところ。

少しずつ形にしていきたいと思います。


 (※)該当URL「なぜ、まじめな人が “うつ” になりやすいのか?」
    http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/416