ハートオフィス・あおい

NEWS RELEASE 新着情報

“熱中症” のすすめ〔コラム〕

みなさま、いつもありがとうございます。

暑い日が続く毎日。。。

そんな中、きょうのテーマは
夏らしく『熱中症のすすめ』


とはいえ、この時季にニュースによくなる
いわゆる病院で搬送されるような熱中症ではなく
物事に没頭・集中する方の『熱中症』です。

心身とも健康な状態でいる(になる)ためには
『いまを生きる』状態を作る のがよいとされています。

もう少し詳しく言うと『過去や未来に意識が向かない』ようにする。


ハーバード大学が2250人を対象にした研究によると、1日のうち46%もの時間が
今の目の前のこと以外に気が散っている(過去や未来に意識がいっている)状態と言われており
(専門用語で『マインドワンダリング』という)
過去失敗したり、怒られたりした経験や、将来に対する心配や不安などの想像を繰り返すことによって
コルチゾールというストレスホルモンが副腎から分泌し続け、脳にある海馬を破壊し
身体やメンタルの不調を引き起こすとされています。

そのため
・『いまを生きる』状態をつくるようにする。
・何かに没頭・集中できる時間をつくるようにする。(フロー状態)
・自分に何か好きなものがあれば、ほんの少しの時間だけそれに費やしてみる。

具体的に例をあげるとすれば
・友だちと美味しい食事をしながらのおしゃべり
・走ったことのない道をドライブする
・普段思っていることや好きなものをノートに書きだす など

数独やパズルゲームといった『脳トレ』も個人的にはいいと思います。
(かくいう私も、たまに脳トレをやっていたりしています)

“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅱ〕:『傾聴』とは?(4/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

カウンセリングを身近なものに。

私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』のみならず
親子関係、夫婦関係、上司と部下との関わり、教師と生徒や保護者等の関わり等
“カウンセリング的関わり” において重要となる『傾聴』

『傾聴』における3つの基本姿勢のうち、きょうは最後の3つめを紹介します。
(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)


③ 善悪を問わない。価値評価をしない

たとえば、ある女性が妻子ある男性を好きになったとしましょう。

いわゆる『不倫』です。

そして、その悩みをあなたに打ち明けたとします。

もちろん、不倫は賞賛されるべき行為ではありませんし
本人としても、単なる興味本位ではなく本当に相手の男性を好きになってしまい
その気持ちがどうしようもなくてあなたに相談してきたのです。

こんなとき、あなたはどのように対応するでしょうか。

「それはよくないことだよ」と切って捨てるのは、簡単なことです。
本人もそれが道徳的に問題のあることは十分わかっているのです。
でも自分でもどうしようもない気持ちがこみあげてくる・・・
こんなとき「善悪」にとらわれていては、相手の話を聴くことができなくなってしまいます。

大切なのは、相手の気持ちに寄り添い、十分に受け止めることです。

ご家庭の問題でも同様です。

「してはいけないこと」だということはよく分かっている。
それなのに、つい「してしまう」ことが人生にはつきものです。

だから悩んで、相談してくれたのです。

にもかかわらず、「それはいけないことだ!」と一刀両断にされたのでは
本人はますます追い詰められてしまいます。

「『してはいけない』と分かっていても、してしまう」
その気持ちを十分にわかろうとすることが大切です。


 (『傾聴』とは? :過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1075
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1076
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1077

 ( “カウンセリング的関わり” のポイント説明 / 基本〔Ⅰ〕『リレーション』とは? :過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1057
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1058
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1059
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1060

“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅱ〕:『傾聴』とは?(3/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

カウンセリングを身近なものに。

私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』のみならず
親子関係、夫婦関係、上司と部下との関わり、教師と生徒や保護者等の関わり等
“カウンセリング的関わり” において重要となる『傾聴』

『傾聴』における3つの基本姿勢のうち、きょうは2つめを紹介します。
(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)


② 解決しようとするな。わかろうとせよ

悩みを話してくれた相手に対して、なんとか役に立とうと
「それは、こうすればいいんじゃないかな」「それは、こういうことだよ」と
すぐにアドバイスする人がいます。
もちろん善意でそうしているのでしょうが、言われた方は、かえってつらくなることがあります。

たとえば、夫婦の会話の例に考えてみましょう。

 〔妻〕
「最近、私、なんか気がめいっちゃって、何をしても面白くないっていうか
 全然気持ちが晴れないの・・・」

 〔夫〕
「それは、鬱っていうんだよ。放っておくとたいへんな病気になって
 死にたくなることもあるみたいだから、はやめに病院に行くといいよ」


ご主人のアドバイスは決して間違ったことを言っているわけではありません。
鬱に早めに対応することは、たしかにとても重要です。
けれども、奥様としてはそんなことを言ってほしかったのではないはずです。

まずは気持ちをわかってほしかっただけなのです。

それなのに、先走ってアドバイスされると
それがどれほど正しい内容のアドバイスであっても
「気持ちのずれ」だけが残ってしまいます。


 (『傾聴』とは? :過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1075
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1076

 ( “カウンセリング的関わり” のポイント説明 / 基本〔Ⅰ〕『リレーション』とは? :過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1057
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1058
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1059
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1060

“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅱ〕:『傾聴』とは?(2/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

カウンセリングを身近なものに。

私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』のみならず
親子関係、夫婦関係、上司と部下との関わり、教師と生徒や保護者等の関わり等
“カウンセリング的関わり” において重要となる『傾聴』

『傾聴』における3つの基本姿勢のうち、きょうは最初の1つめを紹介します。
(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)


① 余計なことを言わない

相手の話を聴くときに重要なのは、「何を言うか」以上に
「どんなふうに相手の気持ちに寄り添って聴くか」ということ、そして
「何を言わないか」ということです。

学校の先生方がいじめられて悩んでいる生徒の話を聴く場面でよくあることなのですが
生徒はつらい気持ちをただわかってほしくて話しているのに
5分もすれば『励ましモード』に入ってしまいます。
そして「そんなの気にしなければいいじゃない」「もっと強くなりなさい!」などと言うのです。

もちろん、教師としては生徒のためを思って言っているのですが
生徒の側からすると「分かってくれない!」という気持ちばかり強くなってしまいます。

こういうことは、親子の会話でもよくあるのではないでしょうか。


 (『傾聴』とは? :過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1075

 ( “カウンセリング的関わり” のポイント説明 / 基本〔Ⅰ〕『リレーション』とは? :過去掲載分)
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1057
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1058
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1059
 http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1060

“カウンセリング的関わり” の基本〔Ⅱ〕:『傾聴』とは?(1/4)

みなさま、いつもありがとうございます。

カウンセリングを身近なものに。

以前のプレスリリース(下記)にて
親子関係、夫婦関係、上司と部下、教師と生徒、またその保護者等の関係において発生する
“カウンセリング的関わり” の重要なポイントが2つあると紹介しましたが
今回は、2つめの『傾聴』について詳しく取り上げていきます。

まずはウォーミングアップとして、傾聴の重要性について記した文章がありますので
今回はそれを記載し、以降3回にわたって詳細を書いていきます。
(引用:『新しいカウンセリングの技法』諸富祥彦著 誠信書房)

================================

私たちプロのカウンセラーが提供する『カウンセリング』であれ
親子、夫婦、上司と部下、教師と生徒・その保護者等の関係において発生する
“カウンセリング的関わり” であれ
「気持ちと気持ちのつながり
(リレーション)」のある『援助的人間関係』
その基本となってくるわけですが
『援助的人間関係』の確立には、やはり
『傾聴』が重要になってきます。

『傾聴』とは、相手の話にていねいに耳を傾けて
こころのひだまで「聴いていく」姿勢のこと。

『傾聴』があらゆるカウンセリングで最も重要なのです。

私たちは人生のさまざまな問題に直面しているとき
すなわち「もうだめかもしれない」と思ったり
「いったいどうすればいいのか、わからない」と困惑しているとき
誰かに話を聞いてほしくなります。

その相手は、家族であったり、友達であったりするでしょう。
また、恋人や同僚かもしれません。

けれども、ほんとうに悩み苦しみ人の傍らにいて
こころをこめてその方の話をお聴きする、受け止めるということは
そう簡単なことではありません。

悩んでいる人は、その悩みがほんとうにつらく苦しいものだからこそ
自分の悩み苦しみをきちんとわかってもらいたい、正確に受け止めてほしい、と思っています。

そのため、話を聴いてもらっていても
なんだかわかってもらえていない感じを抱いたり
自分の気持ちにそぐわないことを言われたりすると
「どうせあなたにはわかってもらえない」という気持ちになってしまいがちです。

悩んでいる人は、自分の気持ちを聴いてくれる相手がどんな姿勢で聴いてくれるか
何を言ってくれるのか、ものすごく敏感に感じるものです。

では相手の人が「ほんとうにわかってもらえている」と感じることができるような
『傾聴』をしていくうえで重要な『構え』とは何でしょうか。

どんな姿勢で聴くことが重要なのでしょうか。


================================

その『基本姿勢』について
あすから3回にわたって紹介していきます。


 ( “カウンセリング的関わり” のポイント説明 / 基本〔Ⅰ〕『リレーション』とは? :過去掲載分)
  http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1057
  http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1058
  http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1059
  http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1060

向かってくる波に対して〔コラム〕

みなさま、いつもありがとうございます。

早いもので、来週から子供たちは夏休み。

今年、まだそれほど強烈な暑さに襲われた日は少ないものの
やがて、朝早くから日差しが強く、歩いているだけで汗をかく・・・
そして、無性に海に行きたくなるような、そんな時季になってきました。

そんな気分から今日の一言。

波は乗り越えなくていい。

サーファーみたいに、乗っかれば。

これから自分に向かってくる波の形や大きさが分からないように
この先、何が待っているのか全く分からない。

当然、よいことがおこるかもしれないし
悪いことがおこるかもしれない。

だから、次から次へと自分に向かってくる波に対し
先入観を持たず、まずは一度 “感じる” ことだけで留めてみる。

思考や理屈、経験といったものも当然重要だけど
たまには、自分の感性を優先させて波に立ち向かっていくのも、実はすごく大切なことなのかも。

無駄なエネルギーを使わず、感じることだけで波に乗っかることができれば
すごく嬉しいですよね。

新型コロナとSDGsについて思うこと

みなさま、いつもありがとうございます。

以前より感じていたことを、ふと書きたくなり
きょう、それをここで載せることにしました。

それは
今週月曜からの、4回目となる緊急事態宣言(東京・沖縄)
また、東京五輪無観客の決定(東京都はじめ多くの県)といった
まだまだ収束する見込みのまったくない『新型コロナ』と
『SDGs(※)』との関係性について。

 ※: SDGsとは? | JAPAN SDGs Action Platform | 外務省 (mofa.go.jp) 

確かに、新型コロナ感染拡大予防による自粛は、日常生活はもちろんのこと
人によっては、それこそ人生や生き方をも変えてしまうような大きな影響を与えているわけですが
一方でこの自粛による人・物の移動減少はじめ、生産活動・経済活動の縮小は
(環境に特化した項目になりますが)SDGs 目標達成のための重要な役割を担っているのではないかと。。。

海外において、大気汚染・海洋汚染等が改善されつつあるというニュースは
ある意味、コロナ自粛を “頑張った” ための、自然界からの贈り物とも言えそうです。
(でも、これが本来の自然界の姿なんですけどね)


少し話は変わり
SDGs の目標を達成させるための “手っ取り早い” 方法は、資本主義を縮小させること。
資本主義は、人間の欲によって成り立っているようなところがあるため
(というか、これ以外何物でもないかも)
人一人ひとりが欲を上手にコントロールできれば、資本主義が縮小され
資本主義の縮小が実現されれば、おのずと SDGs の目標を達成することができることになると思います。


もちろん、机上の理想論に過ぎないかもしれないことは
私自身、十分自覚しているわけなのですが。

でも、『足るを知る』というか。

これからの世の中、もっと大事にしたい考え方のひとつのような気がします。

眠れぬ夜に〔♯35〕『希望』とは?

みなさま、いつもありがとうございます。

眠れぬ夜に・・・
明日につながる希望の哲学シリーズ〔♯35〕

『希望(きぼう)』とは・・・
『まだないもの』である。



〔解釈とヒント〕

ある意味で希望は『生きる勇気』であるように思います。

よく災害の被害に遭った人や、戦争を経験した人から
「かすかな希望」だけを胸に生き抜いたという話を聞きます。

想像を絶するような苦しみの中にあっても、なぜ人は前に進むことができるのか?

それはその状態が永続するものではないと信じられるからです。

反対に、その状態が永遠に続くとしか思えないとき
人はあきらめ、自ら命を絶つことさえあります。

希望が途絶えた状態・・・それが『絶望』です。

だから生きるためには『希望』が不可欠なのです。


では、希望とは何でしょうか?

ドイツ出身のユダヤ系哲学者、エルンスト・ブロッホ(1885-1977)は
『希望の原理』の中で「希望とはまだない存在」だといっています。

つまり、人間の内部には、過去に向けられた意識されないものとともに
未来に向かう「まだ意識されないもの」があるとされ
この意識されないものが、予感、憧憬、空想、白昼夢という形で
意識に上がってきて、希望の内容を形作るわけです。

だから、希望を確固たるものにすることが重要であり
希望の輪郭が明確であればあるほど、人は勇気づけられるでしょう。


しかし厄介なことに、希望はいったんかなうと
すぐに物足りなくなってくるものです。

人間というものは欲深いものですね。

なので、ある意味
「どの願望充足にも希望という固有の一要素が実現されずに残る」
とも言えるのです。

つまり、希望はいつまでたっても物足りなさを残すがゆえに
逆に新たな希望を抱き続けることができる
のです。

そうしてまた前に進んでいけるのです。

よって、希望がかなうことは大変素晴らしいことなのですが
その後もう二度と希望を抱けないとしたら、それはまさに悲劇なのです。

人間が歩みを止めてしまうことになるのですから。

その意味でブロッホは
「希望は歴史の推進力」である ともいっています。

希望があるから社会は発展し、歴史は前に進む のです。

私たちが社会全体としても希望を抱かなければならない理由はここにあります。


いま、社会に希望がないといいます。

成長の見込めない経済、行き詰る政治、人口の減少、環境の悪化・・・
(それにもまして、いまだ収束する見込みのない『コロナ禍』)

この国の、いや、この地球のいったいどこに希望があるのかと。

でも、なにかに希望を見出さなければ、人と同じで社会も止まってしまいます。


先日、道端に数人の子どもたちが集まっていました。

翅(はね)の折れた蝶がもだえているので
助けようとしていたようです。

いずれは死んでしまうであろう一匹の蝶・・・

しかし、その命を救おうと、懸命に頭を悩ます子どもたち・・・

こういった、彼らの姿こそが大きくなって
ゆくゆくは社会の希望にもつながっていくように思うのです。

世の中全体を見ると暗澹(あんたん)たる気持ちになりますが
こういう小さな部分で、私たちの社会はまだ希望の光をささやかに
しかし力強く放とうとしているのです。

私たち一人ひとりの希望もそれでいいのかもしれません。

どんなにささやかなものでも、生きていくには
十分、力強い光を放つのです。


(引用:『眠れぬ夜の哲学』小川仁志著 PHP研究所)

あなたが生まれてきた意味 ~人生のmission~ を知る(1/9)

みなさま、いつもありがとうございます。

以前のこのブログ(ニュースリリース)にて
その人に起こった(もしくは、これから起こるであろう)出来事や経験
また、それによって生じる気づき・解釈の仕方・自分自身への問いなどは
「あなたが生まれてきた意味 ~人生のmission~ を知る手がかりとなる」ということを書きました。
( 該当URL: http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1051 )

また、その手がかりを確実につかみ
生まれてきた意味を知る(個々の人生において果たすべき役割を明確にする)ためには
いくつかの課程(※)を踏まえて経験する(であろう)ということを述べました。

その過程というのは全部で9つあるのですが
きょうは最初の1つめを紹介します。
(引用:『魂のミッション ~あなたが生まれてきた意味~ 』 諸富祥彦著 こう書房)

(以降、第1月曜日の4日後(金曜日)に紹介していきます)


================================

1週間に1時間でもいい。1人になり、静寂のうちに過ごす時間を持つこと。
自分の内側の小さな声にも、耳をすます時間を持つこと。

ひとり静かになって
「人生」から「世界」から「見えない世界」から
どんな問いかけが自分に届けられているか、どんな呼びかけの声が届けられているのか
耳をすます時間をもつこと。


================================


(※)諸富さんの本の中には『課程』ではなく『命題』と表現されています。

なかなか自覚できない “脳の疲労”

みなさま、いつもありがとうございます。

以前、女子テニス・世界ランキング2位の大坂なおみ選手が
「自分がうつ病である」ということを告白し、それにともない
私自身の “うつ” に対する見解(考え・思い)を
劇作家の鴻上尚史さんの例えを添えて書いたことがありました。
(該当URL: http://heartoffice-aoi.com/index.php/news/archives/1055 )

本日は、その大坂選手の “うつ” に関し
精神科医の樺沢紫苑先生が見解を示した記事がありましたので、それを引用・要約し
“うつ” に対する新たな見解を紹介したいと思います。

================================

・精神的に非常に疲れた状態にあると、『脳疲労』(脳が疲れた状態)を引き起こす

・『脳疲労』を起こしてしまうと、感情のコントロールが効かなくなり
 (普段、人の悪口を言わない人であっても)他人を責めたり、攻撃的になったりする

・ 強いストレスを抱え、不安が強まると、脳の危険を知らせる “警報装置” である
 『扁桃体(へんとうたい)』が興奮
 扁桃体が興奮すると、脳内物質・ノルアドレナリンが分泌され、不安感情とともに
 
『闘う』か『逃げる』か、どちらかの反応しか起こせなくなる
    ↓↓ 
  『闘う』は、他責傾向となって行動に表れる
  (ex 攻撃的になる、他人を責める、批判する)
  『逃げる』は、それこそ脳が疲労で “シャッドダウン” する前兆かも・・・
  (ex 表情や動作が鈍くなる、生返事・話の辻褄が合わない、ふわふわした歩き方をしている) 

・また、長期のストレス状態(脳疲労)が続くと、大脳皮質のコントロールがきかなくなり
 言ってはいけないことも(言ってはいけないと分かっていても)感情にまかせて口にしてしまう
 (わかりやすく言えば、「キレやすい」状態に陥る)
    ↓↓
  『SNS』の書き込み、内容、頻度や傾向から、その人がどのような状態であるか
  (脳疲労を起こしているかどうか)ある程度伺い知ることができるかも・・・

・うつ病の特徴的な症状のひとつに「人と会いたくない・話したくない」というものがあり
 うつ病の患者さんにとって、人と会う(特に親しくない人と会う)行為は
 ものすごく精神的エネルギーを消耗する可能性が高い
    ↓↓
  もともとコミュニケーションが得意ではない大坂選手にとって
  (記者会見やインタビューなどが)今まで以上に負担となってしまった可能性が・・・

・人によっては、“うつ” を悟られないために “取り繕ってしまう” 場合もある
    ↓↓
  つまり、自分が精神的に病んでいることを他人には知られたくない
  本当は「元気がない」「もう限界状況」であっても、人前ではそれを隠すために「陽気に」「明るく」振る舞う
  “取り繕い” によって、精神的エネルギーを猛烈に消耗し、脳疲労がさらに進んで、症状を悪化させる

・日本人のメンタル疾患の生涯罹患率は18.6%。
 つまり、一生の間で精神科にお世話になる人は、5~6人に1人もいる
    ↓↓
  メンタルの状態が悪化し、感情のコントロールがきかなくなって
  会社や友人の悪口をついSNSに書いてしまうということは、誰にでも起き得ることと言える


===============================

 ~引用・要約~
 樺沢紫苑の「飲む!エナジードリンク」 大坂選手の「うつ」告白から考える脳疲労
 (週刊FLASH 2021年6月29日・7月6日号)